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チェスの駒を出力してみる(3)

Erotic Pawn以外の駒も出力して、この3Dプリンタの特性を調べます。出力したErotic Chess Set左から、King、Queen、Knight、Rook、Bishop、PawnErotic Rookラフトとサポート材を両方使う設定で出力。「シワなしPiT」を重ね塗りして造形開始。特段の不具合もなく、造形完了。印刷ベッドから造形物を外すのには、「ニトムズ テープはがしカッター T087」を使用。「シワなしPiT」を使うとかなりしっかり固定されるので、これがないと...

チェスの駒を出力してみる(2)

途中で印刷ベッドから剥がれた原因は不明ですが、定着材の「シワなしPiT」の塗りが甘かったのかもしれません。「シワなしPiT」を先ほどよりも多めに塗って再挑戦します。出力するモデルは「EroticPawn16_12k.stl」です。先ほどの「EroticBishop_4x_12k.stl」よりは小さめの駒を選びました。また、サポート材とラフトも使う設定にします。「EroticPawn16_12k.stl」の出力結果ドキドキしながら見守っていましたが、こんどはあっさり...

チェスの駒を出力してみる(1)

少し大きくて複雑なものを作ってみます。チェスの駒などがいいでしょう。ということで、3Dモデルの投稿サイトとして有名な「Thingiverse」を「chess set」で検索して見つけた、次のモデルを作ってみることにしました。Erotic Chess Sethttp://www.thingiverse.com/thing:230724どうせ作るなら風変わりなものを、という基準で「Erotic」なものを選択。健康なおっさんだから、ということもあるかも。さっそく造形開始。駒は6種類あり...

サポート材とラフトを試す

品質改善のため、サポート材とラフトの設定を試します。サポート材とラフトを出力する設定は、Slic3rの設定画面の「Print Settings」タブで行ないます。サポート材とラフトの設定画面サポート材サポート材は、オーバーハングなどの外側に張り出す部分を下から支える補助部材です。造形後に取り外しやすくなっています。この3Dプリンタは下から材料を積み上げていく方法で造形します。そのため、積み上げていく過程で空中にいきなり...

「スティックのり シワなしPiT」を試す

古いマスキングテープを剥がし、新しいテープを貼って、作業再開。……全滅です。第1層がまったく定着しません。使っているのは、キット付属の同じオマケテープですが、まったく別物のような豹変ぶりです。数回失敗した後、さらにテープを交換して試しましたが、まったく改善せず。何回やってもまったく造形できません。これには頭を抱えました。何が違うのか考えても、よく分かりません。あえて挙げれば、最初の上手くいっていたテ...

印刷ベッド固定パーツの作成(4) パーツの取り付け

印刷ベッドの固定に必要なパーツは、3カ所に各2個の合計6個ですが、一足先に、新しいフィラメントで作ったパーツを1カ所に取り付けてみました。印刷ベッド固定パーツを取り付けたなかなかいい感じに固定できます。ネジもきちんと締めることができますし、想定通りに機能しました。パーツを拡大すると、こんな感じ。写真に撮って拡大すると粗く見えますが、20mm幅の部品なので、実際にはあまり気になりません。パーツ表面もちろん、...

印刷ベッド固定パーツの作成(3) フィラメントの交換

調子よく、固定パーツを3個作成。全部で6個必要なのであと半分……と思ったところで、予想もしていなかったトラブル発生。フィラメントが絡まりました。エクストルーダから異音がしたので目を向けると、そこにはエクストルーダへの入り口付近で“固結び”になっているフィラメントの姿が……。ここまで使ってきた黒いフィラメントはキットのオマケで、40mぶんあるのはいいのですが、円形に束ねられているだけで、リールようなものはあり...

印刷ベッド固定パーツの作成(2) スカートの設定

さっそく、STLファイルを3Dプリンタで出力してみます。造形自体は問題なくできるのですが、出力前に出てくるフィラメントがゴミとして残ってしまい、失敗の連続です。3Dプリンタの出力は、ホームポジションへの移動印刷ベッドの自動レベリングホットエンドの加熱開始造形作業を開始という手順で進みますが、ホットエンドの温度がフィラメントが溶ける温度に上がってから、実際に造形が始まるまで時間があります。(フィラメントは1...

印刷ベッド固定パーツの作成(1) 設計

立方体の次は、シンプルな小物を作ってみます。このデルタ型3Dプリンタキット、印刷ベッドの固定方法はちょっと手抜きです。M4のネジとナットを使って固定するのですが、ネジの頭でガラス板を押さえる、という中途半端さ。この方法ではネジをしっかりと締められず、緩みやすい。かといって強く締めると、ガラス板が欠けそうです。ネジが長すぎるので、ガラス板を横から押さえることもできません。キット標準の印刷ベッドの固定方法...

出力後の“糸引き”を軽減する

立方体の出力は、概ね満足のいく結果を得ました。しかし、造形が終わった後、印刷ヘッドがホームポジションに移動するときに、造形物との間でフィラメントが太い糸を引くのが気になります。そこでエクストルーダの「引き戻し」(Retraction)を設定したところ、劇的に改善しました。左から「Retraction」設定が「4」「2」「0」この3Dプリンタには、ノズルから出たフィラメントを積極的に“切る”仕組みがありません。押し出しを止め...