最初の出力
パソコン側の設定ができたので、さっそく印刷してみます。
印刷するモデルデータには、キット付属の「chess.stl」を使いました。
ファイル名は「チェス」(chess)ですが、実際のモデルは中国将棋(中国象棋、シャンチー)のコマです。
3Dプリンタに電源をつなぎ、USBケーブルでMacに接続します。
(ちなみに、ここで1回、Macが落ちました。Arduino互換機をプログラミングしているときにもときどき起きる現象ですが、ドライバの問題なのかなぁ……。本家のドライバを入れ直した方がいいだろうか。)
第一レイヤーの定着をよくするために、印刷ベッド上のモデルが出力される領域に「シワなしPiT」を塗っておきます。
「Repetier-Host Mac」を起動して「Connect」ボタンを押し、3Dプリンタに接続します。
「Object Placement」の「Add STL File」ボタンをクリックして、「chess.stl」を選択して読み込みます。
「Slicer」の「Slice with Slic3r」ボタンをクリックしてモデルをスライスし、G-Codeを生成します。

G-Codeの生成が終わったら、「Run」ボタンをクリックします。

問題なく印刷が始まりました。
最初にMac版Cure 3.1を使ったときは、この段階で印刷ノズルがありえない方向に動いていたので、無事に動いているようで一安心です。

最初の印刷完了。
出力には約1時間かかっています。

完成したモデルはかなりいい感じです。
目立つ造形不良はありません。底面の広い平面部分に浅い筋が数本見えるのと、上面に彫られている文字の内側造形のフチが少々出っ張っていることくらいでしょうか。
特に、レイヤー層のズレがみられないのは上出来です。ノズル径を小さくしてもレイヤー層がズレてしまえば無意味ですし、レイヤー層がズレなければノズル径が大きくてもそれなりに綺麗に見えます。
大きなオーバーハングのない単純な造形なので、このくらい出来てくれなければ困る気もしますが、新3Dプリンタと0.2mmノズルを組み合わせた第一印象はかなり良好です。
問題点としては、出力に時間がかかることでしょうか。
直径35mm、高さ15mmのモデルを出力するのに1時間かかっています。
考えてみれば、ノズル径を0.4mmから0.2mmにすれば、ノズルの移動速度が同じなら出力時間は単純計算で4倍になるはずです。
もちろん、内部は空洞なのでそんなことはないのですが、それでもレイヤー高を0.4mmから0.2mmにする影響だけでも2倍、0.3mmから0.2mmの場合でも1.5倍の時間がかかります。
さらに、これまで内部の充填設定を「Honeycomb」の「20%」にしていましたが、0.2mmのノズルだと、ものすごく細かく充填されているようで、これにも時間がかかっています。これまでは充填率の計算方法についてあまり深く考えていませんでしたが、充填率は10%くらいでもいいのかもしれません。
ボロアパートに住んでいると気になる印刷時の騒音ですが、細かく動いているときの騒音は意外と低く、そのかわり直線的に数センチ動くときの音が少々気になります。
いずれにしても、床に振動が伝わって音が増幅している感じはするので、以前のデルタ型3Dプリンタのときと同じような騒音対策をそのうち考えたいところです。
印刷するモデルデータには、キット付属の「chess.stl」を使いました。
ファイル名は「チェス」(chess)ですが、実際のモデルは中国将棋(中国象棋、シャンチー)のコマです。
3Dプリンタに電源をつなぎ、USBケーブルでMacに接続します。
(ちなみに、ここで1回、Macが落ちました。Arduino互換機をプログラミングしているときにもときどき起きる現象ですが、ドライバの問題なのかなぁ……。本家のドライバを入れ直した方がいいだろうか。)
第一レイヤーの定着をよくするために、印刷ベッド上のモデルが出力される領域に「シワなしPiT」を塗っておきます。
「Repetier-Host Mac」を起動して「Connect」ボタンを押し、3Dプリンタに接続します。
「Object Placement」の「Add STL File」ボタンをクリックして、「chess.stl」を選択して読み込みます。
「Slicer」の「Slice with Slic3r」ボタンをクリックしてモデルをスライスし、G-Codeを生成します。

G-Codeの生成が終わったら、「Run」ボタンをクリックします。

問題なく印刷が始まりました。
最初にMac版Cure 3.1を使ったときは、この段階で印刷ノズルがありえない方向に動いていたので、無事に動いているようで一安心です。

最初の印刷完了。
出力には約1時間かかっています。

完成したモデルはかなりいい感じです。
目立つ造形不良はありません。底面の広い平面部分に浅い筋が数本見えるのと、上面に彫られている文字の内側造形のフチが少々出っ張っていることくらいでしょうか。
特に、レイヤー層のズレがみられないのは上出来です。ノズル径を小さくしてもレイヤー層がズレてしまえば無意味ですし、レイヤー層がズレなければノズル径が大きくてもそれなりに綺麗に見えます。
大きなオーバーハングのない単純な造形なので、このくらい出来てくれなければ困る気もしますが、新3Dプリンタと0.2mmノズルを組み合わせた第一印象はかなり良好です。
問題点としては、出力に時間がかかることでしょうか。
直径35mm、高さ15mmのモデルを出力するのに1時間かかっています。
考えてみれば、ノズル径を0.4mmから0.2mmにすれば、ノズルの移動速度が同じなら出力時間は単純計算で4倍になるはずです。
もちろん、内部は空洞なのでそんなことはないのですが、それでもレイヤー高を0.4mmから0.2mmにする影響だけでも2倍、0.3mmから0.2mmの場合でも1.5倍の時間がかかります。
さらに、これまで内部の充填設定を「Honeycomb」の「20%」にしていましたが、0.2mmのノズルだと、ものすごく細かく充填されているようで、これにも時間がかかっています。これまでは充填率の計算方法についてあまり深く考えていませんでしたが、充填率は10%くらいでもいいのかもしれません。
ボロアパートに住んでいると気になる印刷時の騒音ですが、細かく動いているときの騒音は意外と低く、そのかわり直線的に数センチ動くときの音が少々気になります。
いずれにしても、床に振動が伝わって音が増幅している感じはするので、以前のデルタ型3Dプリンタのときと同じような騒音対策をそのうち考えたいところです。
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