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デルタ型3Dプリンタ購入

AliExpressを利用して、デルタ型3Dプリンタを購入してみました。「2016 LCD Diy 3d Metal Printer, Large Printing Size 3d-Printer Kossel Delta 3d Printer Kit With 40m Filament 8GB SD Card For Free」とかいう、どこまでが商品名でどこから説明なのか分からない商品です。決め手はとにかく安かったのと、過去の取引履歴が多くてしかも高評価だという点。

中国から初めて個人輸入するので不安でしたが、問題もあまりなく、強いて挙げれば、6,980円が追加で必要だったことが想定外だったことくらいか。手続き的にはAmazon.co.jpで買うのとあまり変わりませんね。

荷物は、パーツごとに小箱に仕分けされていました。
最大の関門である、パーツの状態は、軽く検品した限りでは、綺麗な状態です。中国の業者から購入しているので、壊れていたりしたら面倒なので、ホッとしました。
緩衝材として薄い発砲スチロール数枚とマスキンテープが入っていますが、基本的には箱の中にキッチリと入っています。もう少し乱雑なものを想定して身構えていたのですが、杞憂でした。
箱を開けた状態
箱を開けた状態
パーツごとに小箱に仕分けされていた
パーツごとに小箱に仕分けされていた
ここまでくれば、後は不具合があっても返品などする気はないので、AliExpressで「Confirm Order Received」して取引を完了。サポートを期待するなら最初から国内の業者から購入していますからね。もっとも、国内の業者でもサポートに関しては不快な思いをしたことの方が多いので、極力サポートは利用せず、ダメなら自分で直すか、できなければ捨てるようにしていますが。

購入したのは、PLA用のデルタ型3Dプリンタ。ABSは、仕様的には対応していません。
といっても、改造すればいけそうですが。

付属するおまけ
商品説明では、おまけで「40mのPLAフィラメント」「8GBのmicroSD」「USBカードリーダ」「マスキングテープ」「スペアノズル1個」がついてくるということでしたが、さらに「ミニ六角棒レンチ4本セット」と「放熱用ヒートシンク4個+粘着シート」がついてきました。
「ミニ六角棒レンチ」は、私は手元にありましたが、組み立てに必要な道具なので、いい配慮だと思います。
「放熱用ヒートシンク」は、どこにも説明がありませんが、4個なので「ステッピングモータドライバ用」なのでしょう。「放熱用ヒートシンク」は、他にも「マイコン」と「電源」周りに計4個欲しいので、Amazon.co.jpで注文しておきました。
AliExpressでの買い物の第一印象はなかなか悪くありません。
付属のおまけ
付属のおまけ(一部)
「マスキングテープ」は緩衝材として使われていて、つぶれた状態でしたが、使用に問題はないでしょう。「8GBのmicroSD」には「組み立てマニュアル」「調整マニュアル」「必要なソフト一式」が入っています。「USBカードリーダ」は、使い方が分かりませんでした。Mac miniに接続しても認識しないので、手元にあったSDカード変換アダプタを使ってMacに接続。付属するのは「microSD」ですか、3Dプリンタ側で使えるのは普通のSDカードなので、変換アダプタは手元にあったほうが便利です。(PCからUSBで制御すればいいことではありますが)

PCとの接続には、最近はあまり使わない「タイプB」のUSBケーブルが必要です。てっきり自分で用意するのだと思ってAmazon.co.jpで買ってしまいましたが、キットに入っていました。改めて商品説明をよく見ると、写真に写っていますね。トホホ。

マニュアル
PDFの「組み立てマニュアル」と「調整マニュアル」は英語で書かれています。中国語だとお手上げでした。

「組み立てマニュアル」は、手順にそって写真が並んでいて、その中に英語で簡単な説明が書かれています。ぱっと見の印象ではかなり丁寧に説明されている感じです(実際に作ってみないと分かりませんが)。しかし、使われている写真は購入したキットとは微妙に違うような気もする……。

「調整マニュアル」は、組み立て完了後に行なう調整作業の手順が書かれています。39ページの英語でかなり詳しく書かれています。3Dプリンタキットは、ハードの組み立てよりも、むしろその後の調整作業のほうが重要でしょうから、英語にアレルギーがあって、自力で解決できない人は、この手のキットは避けたほうがいいかもしれませんね。

付属ソフト
付属ソフトは、PC用だけです。「arduino-1.6.1-windows.exe」「setupRepetierHost_1_0_6.exe」「Printrun-Win-Slic3r-03Feb2015.zip」「Marlin」。
この他に、3DモデルのSTLファイルがいくつか入っています。まだ見ていませんが、たぶん、これで3Dプリンタのパーツを作れるのかな? ちなみに、キットのパーツ自体は普通に成型したもののようです。
ファームウエアは「Marlin」ですが、なぜか「展開済みのフォルダ」と「Marlin.rar」が入っています。タイムスタンプは「2015年8月25日」。

ソフトのバージョンがなぜか古いのですが、これ、最新版を使ってはいけない理由があるのかな……。「調整マニュアル」の説明と矛盾すると困るので、付属のバージョンを使うか、最新版を使うか、悩むなぁ。

ボチボチ、明日から組み立てよう。

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