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デルタ型3Dプリンタ(1) 上下コーナー

さっそく、届いたデルタ型3Dプリンタキットの組み立てを始めます。
ネットを見ると、組み立て手順などはいろいろあるようですが、今回は付属の組み立てマニュアルに沿って組み立てていくことにします。

下部コーナー
下部コーナーを組み立てます。ここには、XYZ軸のステッピングモータがつきます。
パーツは以下のとおり。ネジは、すべて種類別に袋に小分けされています。ネットでは「ネジが油まみれ」などの記事も見かけましたが、そのようなこともありませんでした。
ステッピングモータは4つありますが、マニュアルにはどのモータを使うのかは書いてありません。よく見ると、そのうち1つはケーブルが長いので、それはエクストルーダ用だと判断して、ケーブルの短い3つのステッピングモータを使います。
下部コーナーのパーツ
下部コーナーのパーツ
ステッピングモータにベルト駆動用のプーリーを取り付けます。「モータ軸の面」と「プーリーのイモネジ」の角度を一致させろ、というのですが、プーリーにはイモネジが90度の角度で2箇所についています。なぜ2箇所にあるのか、どちらを使うのか、両方とも締める必要があるのか、マニュアルには何も書いてありません。これはどちらでもいい、判断しました。
なぜか、イモネジが90度の角度で2箇所にある
なぜか、イモネジが90度の角度で2箇所にある
また、プーリーを軸のどの位置に固定するのかも書いてありません。仕方がないので、マニュアルの写真と同じような位置に固定しました。3つのモータで位置を一致させる必要があるのかどうかも不明ですが、一致していて問題があるとも思えないので、ノギスを使って位置を一致させています。
念のため、ノギスでギアの位置を一致させる
念のため、ノギスでプーリーの位置を一致させる
モータにプーリーをつけたら、そのモータにプラスチック部品をネジ止めします。これは成型で作られたパーツです。
ほとんどのネジは、六角棒レンチで固定します。指である程度回してからレンチで締めるのですが、スペースが狭くて作業内容の割に時間がかかりました。
マニュアルにはパーツの表裏やモータの向きが書かれていませんが、そもそもパーツはモータに逆にはつかないようです。モータの向きは、マニュアルの写真と同じにしておきます。
モータにパーツを固定
モータにパーツを固定
M4ネジとナットを使って、モータのパーツにアルミフレームを固定します。ナットをアルミフレームの溝に入れて、アルミフレームと成型パーツを固定します。
ナットをアルミフレームの溝に入れて、アルミフレームと成型パーツを固定
ナットをアルミフレームの溝に入れて、アルミフレームと成型パーツを固定
同じ作業を繰り返して、アルミフレームの半分を固定します。
アルミフレームの半分を固定
アルミフレームの半分を固定
ここから先の作業には結局、まる1日かかりました。
簡単そうな作業なのですが、M4ネジの長さが短く、ナットを2回転くらいしかできません。ナットを締めすぎるとアルミフレームが入ってくれず、緩すぎると作業中にアルミフレームの中で緩んで脱落します。フレームが入らず、ナットを緩めてナットが脱落、その度に分解してやり直す作業を、5回くらい繰り返しました。
M4ネジがあと2mm長ければかなり楽なのに……。
下部コーナー完成
下部コーナー完成
失敗してやり直し、延々と同じ作業を繰り返していると、ネジをどちら向きに回すのか分からなくなってネジを外してしまい、再びやり直す……そんな作業の繰り返しでした。

上部コーナー
下部コーナーと同じ手順で上部コーナーを組み立てます。
パーツは以下のとおり。
上部コーナーのパーツ
上部コーナーのパーツ
こちらにはモータはなく、フレームも半分なので、かなり楽でした。ただし、成型パーツは逆向きにも接続できてしまうので、注意が必要。
上部フレームを接続
上部フレームを接続
下部コーナーにはモータがつきますが、上部コーナーにはモータからのベルトをうけるベアリングをつけます。
向かい合わせにした2個のベアリングをネジとナットで固定するのですが、ナットをどのくらい締めていいのか分からず、戸惑いました。けっきょく、ベアリングなので強く締めても大丈夫と気がつきましたが、マニュアルには写真は豊富にあっても、作業の具体的な手順はないので、やはりこういう作業に関する慣れが必要ですね。
ベルトをうけるベアリングをつける
ベルトをうけるベアリングをつける
この作業の途中で気がつきましたが、パーツの精度はあまり高くないのかもしれません。1つのパーツにネジがすんなり入らず、かなり強くねじ込みました。
上部コーナーは下部コーナーよりもかなり簡単でした。
上部コーナー完成
上部コーナー完成

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