デルタ型3Dプリンタ(12) エクストルーダ(1)
フィラメントを送り出す、エクストルーダを作ります。
パーツは、以下の通り。

エクストルーダのパーツ このときは、ここに写っているパーツの、ある問題について、まったく気がついていませんでした。
マニュアルの手順によると、最初にステッピングモータの軸に、フィラメント送り出し用ギアを取り付けます。
しかし、例によって、軸のどの位置に取り付けるべきか、指示はありません。
機能を考えると、エクストルーダを通るフィラメントの直下にギアの溝が来るように調整すればいいのでしょう。しかし、そのためにはステッピングモータにパーツを付けないと調整不能です。構造的にギアはエクストルーダを組み立てたあとでも取り付け可能であり、今ここで取り付ける必要はありません。

ステッピングモータの軸に送り出し用ギアを取り付け どうもこのキットのマニュアルは、組み立て手順というよりも、構造の解説に近い気がします。その構造にどう組むかはユーザーが工夫する必要があります。
ステッピングモータにパーツを取り付けます。
パーツの穴にステッピングモータの丸い部分をはめ込む……。なんだか嫌な記憶が蘇りましたが、かなりきつかったものの、紙やすりで加工する必要があるほとではありませんでした。
パーツは四隅をネジ3本で止めます。なぜ4本でないのかと思いましたが、もう1か所は、別パーツの軸を兼ねていました。

パーツの四隅をネジ3本で止める ベアリングを付けた別パーツを取り付けます。
このネジは別パーツの軸なので、強く締めるとダメなのかと思いましたが、普通に締めてもパーツの動きに影響はないようです。このへんもやってみて初めて分かります。

別パーツを取り付け パーツの内部にナットを埋め込みます。
このナットは、可動パーツを押さえるネジの固定用です。
ナットを入れる穴はギリギリのサイズしかなく、スンナリとは入ってくれません。
最初、ナットが途中まで止まってしまい、取り出すこともできなくなって焦りました。
最終的にはラジオペンチで力任せに押し込んで解決。

ナットをラジオペンチで押し込む 別パーツの押さえつけネジと、ベアリングの固定ネジをつけます。

固定用ネジの取り付け キットにバネは入っていないので、どうやってパーツを押さえるのかと思ったら、ごく普通にネジとナットで締めるだけでした。おまけに、エクストルーダの調整用説明文だけ英語に翻訳されておらず、中国語。
ここはあとで適当なバネをつけようと思います。(20160314追記:このバネは結果的に不要でした)
あとは、フィラメンをホットエンドに送るためのPTFEパイプの固定用パーツをつけて完成。
……かと思ったら甘かった。ここで致命的なトラブル発生。
これに比べたら、これまでのトラブルは、キットの製作過程でよくある通常作業とも言えます。

このパーツは…… アホな私は、この金属製パーツをどう取り付けるのか数分間悩みました。取り付け用の穴が明らかに小さいのです。
そして気がついたのです。このパーツはホットエンド側のパーツとまったく同じであることを。
慌ててマニュアルのエクストルーダ用パーツ一覧の写真を確認します。

マニュアルのエクストルーダ用パーツ一覧 上段、右から2つ目の部品……、似ていますが、明らかに形が異なります。本当にありがとうございました。
キットの箱を隅から隅まで調べましたが、当然見つからず。そもそも、このパーツが2つもある時点でおかしいのです。
もうこれはドリルで穴を広げるとかヤスリで磨くとか、そんな工夫ではどうにもなりません。根本的に部品が違うのですから。
盛り上がってきた!
パーツは、以下の通り。

マニュアルの手順によると、最初にステッピングモータの軸に、フィラメント送り出し用ギアを取り付けます。
しかし、例によって、軸のどの位置に取り付けるべきか、指示はありません。
機能を考えると、エクストルーダを通るフィラメントの直下にギアの溝が来るように調整すればいいのでしょう。しかし、そのためにはステッピングモータにパーツを付けないと調整不能です。構造的にギアはエクストルーダを組み立てたあとでも取り付け可能であり、今ここで取り付ける必要はありません。

ステッピングモータにパーツを取り付けます。
パーツの穴にステッピングモータの丸い部分をはめ込む……。なんだか嫌な記憶が蘇りましたが、かなりきつかったものの、紙やすりで加工する必要があるほとではありませんでした。
パーツは四隅をネジ3本で止めます。なぜ4本でないのかと思いましたが、もう1か所は、別パーツの軸を兼ねていました。

このネジは別パーツの軸なので、強く締めるとダメなのかと思いましたが、普通に締めてもパーツの動きに影響はないようです。このへんもやってみて初めて分かります。

このナットは、可動パーツを押さえるネジの固定用です。
ナットを入れる穴はギリギリのサイズしかなく、スンナリとは入ってくれません。
最初、ナットが途中まで止まってしまい、取り出すこともできなくなって焦りました。
最終的にはラジオペンチで力任せに押し込んで解決。


ここはあとで適当なバネをつけようと思います。(20160314追記:このバネは結果的に不要でした)
あとは、フィラメンをホットエンドに送るためのPTFEパイプの固定用パーツをつけて完成。
……かと思ったら甘かった。ここで致命的なトラブル発生。
これに比べたら、これまでのトラブルは、キットの製作過程でよくある通常作業とも言えます。

そして気がついたのです。このパーツはホットエンド側のパーツとまったく同じであることを。
慌ててマニュアルのエクストルーダ用パーツ一覧の写真を確認します。

キットの箱を隅から隅まで調べましたが、当然見つからず。そもそも、このパーツが2つもある時点でおかしいのです。
もうこれはドリルで穴を広げるとかヤスリで磨くとか、そんな工夫ではどうにもなりません。根本的に部品が違うのですから。
盛り上がってきた!
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