fc2ブログ

デルタ型3Dプリンタ(19) 配線

配線を接続して、3Dプリンタが動く状態にまで組み立てます。

パーツは以下の通り。
配線関連のパーツ
配線関連のパーツ
ちなみに、キットに入っていたACアダプタのラベルはこんな感じでした。
入力は100V〜240V(50 - 60Hz)ですが、当然のごとく、PSEマークなどは入っていません。
ACアダプタのラベル
ACアダプタのラベル
付属の電源コードのプラグも海外用なので、日本で使えるプラグの電源コードを別に用意する必要があります。
今回は、必要な電源コードが手元にあったので、それを使いました。
電源コードのプラグ
電源コードのプラグは海外用

ケーブルを纏める
印刷ヘッドから伸びている、ヒーター、温度センサ、ファン、リミットスイッチの配線を、スパイラルチューブで纏めます。
ここで、ホットエンドから取り外していたヒーターと温度センサを取り付けました。ついでに、90度ズレていたホットエンドの向きも修正。
印刷ヘッドからの配線を、スパイラルチューブで纏める
印刷ヘッドからの配線を、スパイラルチューブで纏める
付属のスパイラルチューブは、ちょっと短め。機能的な問題はありませんが。

上部に設置したエクストルーダのステッピングモータの配線は、マニュアルに配線方法についての指示がないので、3Dプリンタの脇にそのまま垂らしました。

マザーボードについて
キットに入っているマザーボードと、マニュアルに掲載されているマザーボードの写真が微妙に異なっています。
ちょっと不安なので、マザーボードについて調べてみました。

キットに入っているマザーボードは「MKS MINI」という製品で、MakerBaseというメーカー(ブランド?)の製品のようです。
「MKS MINI」の製品ページ
「MKS MINI」の製品ページ
http://www.makerbase.com.cn/en/product/detail.php/id-20.html
製品ページには概要程度の情報しかなく、もう少し詳しい情報は、GitHub上に用意されています。
MakerBaseのGitHubページ
MakerBaseのGitHubページ
https://github.com/makerbase-mks
が、GitHubの情報も、キットに入っているマザーボードと異なっていました。アップデートされていない?

データシートは英語版と中国語版がありますが、単純な翻訳ではなく、内容が異なっています。
理由はよくわかりませんが、情報量は中国語版のほうが多そうです。
ちなみにデータシートを見ると、マザーボードを固定した2つのネジ穴の位置は、やはり1.2mm違うようです。

有用な情報があまり見つからないので、とりあえず、マニュアルに従って配線していきます。

ステッピングモータの接続
マザーボードには、Xモータ、Yモータ、Zモータ、Eモータの4つのコネクタがあります。
Eモータはエクストルーダ用モータですが、マニュアルには、Xモータ、Yモータ、Zモータが具体的にどのモータを指すのか、説明がありません。

ここではネットなどの情報を参考に、反時計回りに、Xモータ、Yモータ、Zモータ(操作パネルをつけた正面から見て、左側がXモータ、右側がYモータ、奥側がZモータ)だろうと判断して接続しました。
リミットスイッチの配線も、モータと対応する位置に接続します。

温度センサの接続
温度センサは、配線側とマザーボード側のコネクタの形状が、なぜか異なっています。
理由は不明ですが、接続できないことはなく、他に接続する場所もないので、マニュアルの指示通りの場所に接続しました。
モータ、リミットスイッチ、温度センサを配線
モータ、リミットスイッチ、温度センサを配線したところ
温度センサ(上側中央)は、配線側とマザーボード側のコネクタの形状が異なる
ちなみに、このマザーボードにはホットベッド用の出力はありませんが、ホットベッドの温度センサ用インターフェイスはあるようです。

ヒーターの接続
ヒーターの配線にはコネクタがついておらず、配線をワイヤストリッパで剥いて、基板上の端子台に取り付けます。
ヒーターの配線は、端子台に取り付け
ヒーターの配線は、端子台に取り付け

ファンの接続
ファンの配線には悩みました。

マニュアルでは、ヒーターと同様に、配線をワイヤストリッパで剥いて、基板上の端子台に取り付けることになっています。しかし、ファンの配線にはコネクタがついているのです。

しかも、キットのパーツリストには、以下のような注釈が書かれています。
パーツリストの注釈
パーツリストの注釈
要するに、「マザーボードはファンの接続が更新されていて、Eモータの隣の白いコネクタに接続する」ということなのでしょうか? この「Eモータの隣の白いコネクタ」というのは、マニュアルの写真には写っていませんが、キットについてきたマザーボードには存在するコネクタです。(「赤は12V、黒はGND」という指示の意図は不明)

マニュアル通りに接続するには、配線からコネクタを取り除かなければなりません。
また、パーツリストの注釈に従う場合も、2つある「Eモータの隣の白いコネクタ」のどちらを使うのか不明です。

悩みましたが、わざわざコネクタをつけているのには意味がある、と考えて、Eモータのすぐ隣のコネクタに接続しました。
ファンは、Eモータのすぐ隣のコネクタに接続した
ファンは、Eモータのすぐ隣のコネクタに接続した

配線完了
最後に、操作パネルの配線を接続して、配線完了。
この状態でACアダプタを接続して、マザーボードが起動し、ファンが回転することを確認しました。
配線完了
配線完了

コメント

非公開コメント