Repetier-Hostを使った動作チェック
Mac版「Repetier-Host 0.56」で、3Dプリンタを制御できるか確認します。
なぜ、マニュアルでPrintrun(Pronterface)とRepetier-Hostの両方を扱っているのか謎でしたが、マニュアルを読んでみると、
When control the printer, the software Repetier is also ok,the Repetier could carry out The same task as Pronterface . you could both use Pronterface and Repetier, Coordinate to control the printer,it’s effective and complementary.
などと書いてあったので、便利なほうを使えばいい、ということのようです。
マニュアルでは、この後のコンフィグレーションにPrintrun(Pronterface)を使うようです。
Mac版のRepetier-Hostは、Windows版やLinux版とはバージョンがかなり異なるので、マニュアルがあまり役に立ちません。とりあえず、3Dプリンタと接続して、基本的な操作ができることだけ確認しました。
インストール済みのMac版Repetier-Host 0.56を起動します。

Repetier-Host 0.56を起動 画面上側に並ぶアイコンの、右端にある「Preferences」アイコンをクリックします。
「Preferences」ダイアログが開くので、左側の「Configuration panel」で「Slicer」→「Slic3r」を選択し、「Slic3r Settings」画面を表示します。

「Preferences」ダイアログの「Slic3r Settings」画面 「Slic3r Executable」の「Brows...」ボタンをクリックして、別にインストール済みの最新版Slic3rを選択します。
インストールしたのはSlic3r 1.2.9なので、「Slic3r Version」で「0.9.9 or higher」を選択して、画面を閉じます。
右から2番目の「Printer settings」アイコンをクリックして、「Printer settings」ダイアログを表示します。
「Connection」タブを選択します。
ここでは、3Dプリンタとの接続方法について設定します。

「Printer settings」ダイアログの「Connection」画面 「Port:」は、3Dプリンタとの接続につかうポート選択します。
「Baud Rate:」は、「250000」を選択します。
「Transfer Protocol:」は、「Autodetect」を選択します。
「Recive cache size:」は、「127」を設定します。
「Stop Bits:」「Parity:」は、マニュアルとは画面が異り、設定方法が不明だったため、デフォルトのままにしました。
また、マニュアルの写真では「Use Ping-Pong Communication」にチェックが入っていたので、ここでも同じようにチェックしています。「Firmware sends OK after error」は写真が切れていて不明だったので、デフォルのままにしています。
「Behaviour」タブを選択します。
ここの設定は、マニュアルに該当する説明がまったくなく不明だったので、分かる部分だけ設定します。

「Printer settings」ダイアログの「Behaviour」画面 「Default Extruder Temperature:」は、「185」を設定します。
「Default heated bed temperature:」は、「0」を設定します。不要かもしれませんが、このキットはヒートベッドをサポートしていないので、念のため。
(20160314追記:実際に出力して分かりましたが、この設定には不備があります。待機位置を指定する「Dump area position:」の値が可動範囲外です。印刷ヘッドが可動範囲外に移動しようとして、3Dプリンタが壊れそうになりました)
「Dimension」タブを選択します。
ここでは、座標系について設定します。

「Printer settings」ダイアログの「Dimension」画面 「Printer type:」は、「Delta Printer with Cylindric Print Shape」(デルタ型プリンタ)を選択します。
「Diameter:」は、「200」を設定します。マニュアルでは「Printable Radius」に「100」を設定していますが、同じ設定(直径と半径の違い)だと判断しました。
「Height:」は、「270」を設定します。マニュアルでは「Printable Height」に「270」を設定していますが、同じ設定だと判断しました。
「Home X」「Home Y」「Home Z」は、「x = 0」「y = 0」「z max」を選択します。
「X Min」「X Max」は、「0」「100」を設定し、「Y Min」「Y Max」は、「0」「100」を設定します。マニュアルには写真も説明もなく、普通に考えてこうだろう、と判断しましたが、「-100」「100」なのかも……。
「Advanced」タブを選択します。
マニュアルには該当する説明がまったくないので、デフォルトのまま、何も設定していません。

「Printer settings」ダイアログの「Advanced」画面 設定が終わったら、「OK」ボタンをクリックして、「Printer settings」ダイアログを閉じます。
左端の「Connect」アイコンして、3Dプリンタと接続します。
画面下側に通信内容が表示され、左端のアイコンが「Disconnect」アイコンに変わります。

3Dプリンタとの接続に成功
「Print Panel」タブを選択します。
この画面で、3Dプリンタを直接制御できます。

「Print Panel」タブで3Dプリンタを直接制御 「X軸」「Y軸」「Z軸」を操作して、印刷ヘッドが動くことを確認。
「Home All」でホームポジションに移動することを確認。
正確なことは分かりませんが、目で見た限り、正しく動いているようです。
画面を下にスクロールして、「Extruder」の操作画面を表示します。
ここで、ホットエンドの温度制御や、エクストルーダの回転操作ができます。
左側の「Temperature Cueve」タブを選択します。これで、ホットエンドとヒートベッドの設定と温度がグラフ表示されます。

「Extruder」の操作画面、「Temperature Cueve」タブで温度をグラフ表示 「Temperature:」に「185」を設定して、「Set」ボタンをクリックします。
ホットエンドの加熱が始まり、ホットエンドの温度と設定値がグラフ表示されます。
ホットエンドの温度が175度を超えるとエクストルーダの操作が可能になるので、「Extrude」ボタンをクリックして、エクストルーダのモータが反時計回りに回転することを確認し、「Retract」ボタンをクリックして、時計回りに回転することを確認します。
加熱状態で「Heat On」をクリックすると、加熱が停止します。

「Heat On」をクリックして、加熱を停止 温度グラフはRepetier-Hostのほうが綺麗ですね。表示される時間間隔も長いので、見やすいです。ただし、細かな変動はPrintrun(Pronterface)のほうが分かりやすい。
「Disconnect」アイコンをクリックして、3Dプリンタとの接続を解除します。
Mac版「Repetier-Host 0.56」で3Dプリンタを制御できることを確認しました。
なぜ、マニュアルでPrintrun(Pronterface)とRepetier-Hostの両方を扱っているのか謎でしたが、マニュアルを読んでみると、
When control the printer, the software Repetier is also ok,the Repetier could carry out The same task as Pronterface . you could both use Pronterface and Repetier, Coordinate to control the printer,it’s effective and complementary.
などと書いてあったので、便利なほうを使えばいい、ということのようです。
マニュアルでは、この後のコンフィグレーションにPrintrun(Pronterface)を使うようです。
Mac版のRepetier-Hostは、Windows版やLinux版とはバージョンがかなり異なるので、マニュアルがあまり役に立ちません。とりあえず、3Dプリンタと接続して、基本的な操作ができることだけ確認しました。
インストール済みのMac版Repetier-Host 0.56を起動します。

「Preferences」ダイアログが開くので、左側の「Configuration panel」で「Slicer」→「Slic3r」を選択し、「Slic3r Settings」画面を表示します。

インストールしたのはSlic3r 1.2.9なので、「Slic3r Version」で「0.9.9 or higher」を選択して、画面を閉じます。
右から2番目の「Printer settings」アイコンをクリックして、「Printer settings」ダイアログを表示します。
「Connection」タブを選択します。
ここでは、3Dプリンタとの接続方法について設定します。

「Baud Rate:」は、「250000」を選択します。
「Transfer Protocol:」は、「Autodetect」を選択します。
「Recive cache size:」は、「127」を設定します。
「Stop Bits:」「Parity:」は、マニュアルとは画面が異り、設定方法が不明だったため、デフォルトのままにしました。
また、マニュアルの写真では「Use Ping-Pong Communication」にチェックが入っていたので、ここでも同じようにチェックしています。「Firmware sends OK after error」は写真が切れていて不明だったので、デフォルのままにしています。
「Behaviour」タブを選択します。
ここの設定は、マニュアルに該当する説明がまったくなく不明だったので、分かる部分だけ設定します。

「Default heated bed temperature:」は、「0」を設定します。不要かもしれませんが、このキットはヒートベッドをサポートしていないので、念のため。
(20160314追記:実際に出力して分かりましたが、この設定には不備があります。待機位置を指定する「Dump area position:」の値が可動範囲外です。印刷ヘッドが可動範囲外に移動しようとして、3Dプリンタが壊れそうになりました)
「Dimension」タブを選択します。
ここでは、座標系について設定します。

「Diameter:」は、「200」を設定します。マニュアルでは「Printable Radius」に「100」を設定していますが、同じ設定(直径と半径の違い)だと判断しました。
「Height:」は、「270」を設定します。マニュアルでは「Printable Height」に「270」を設定していますが、同じ設定だと判断しました。
「Home X」「Home Y」「Home Z」は、「x = 0」「y = 0」「z max」を選択します。
「X Min」「X Max」は、「0」「100」を設定し、「Y Min」「Y Max」は、「0」「100」を設定します。マニュアルには写真も説明もなく、普通に考えてこうだろう、と判断しましたが、「-100」「100」なのかも……。
「Advanced」タブを選択します。
マニュアルには該当する説明がまったくないので、デフォルトのまま、何も設定していません。

左端の「Connect」アイコンして、3Dプリンタと接続します。
画面下側に通信内容が表示され、左端のアイコンが「Disconnect」アイコンに変わります。

「Print Panel」タブを選択します。
この画面で、3Dプリンタを直接制御できます。

「Home All」でホームポジションに移動することを確認。
正確なことは分かりませんが、目で見た限り、正しく動いているようです。
画面を下にスクロールして、「Extruder」の操作画面を表示します。
ここで、ホットエンドの温度制御や、エクストルーダの回転操作ができます。
左側の「Temperature Cueve」タブを選択します。これで、ホットエンドとヒートベッドの設定と温度がグラフ表示されます。

ホットエンドの加熱が始まり、ホットエンドの温度と設定値がグラフ表示されます。
ホットエンドの温度が175度を超えるとエクストルーダの操作が可能になるので、「Extrude」ボタンをクリックして、エクストルーダのモータが反時計回りに回転することを確認し、「Retract」ボタンをクリックして、時計回りに回転することを確認します。
加熱状態で「Heat On」をクリックすると、加熱が停止します。

「Disconnect」アイコンをクリックして、3Dプリンタとの接続を解除します。
Mac版「Repetier-Host 0.56」で3Dプリンタを制御できることを確認しました。
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