出力の準備(1)
最大印刷高以外、まったく調整していませんが、とりあえず、出力できるかどうか実行してみます。
まず、Mac上で出力の準備をします。
3Dプリンタの制御には、Repetier-Host 0.56を使うことにしました。Mac版はバージョンが古いようなのが残念です。
出力するモデルには、キット付属のmicroSDに入っていたモデルデータ、「Test Box.STL」ファイルを使います。これは要するに、小さな立方体みたいです。マニュアルでもこのモデルを使って解説しています。
マニュアルのアドバイス
マニュアルには、出力に当たって、以下のようなアドバイスが掲載されています。
この段階での問題はなさそうです。
Repetier-Hostを起動
Repetier-Hostを起動して、「Object Placement」タブの「Add STL File」ボタンをクリックし、「Test Box.STL」ファイルを読み込みます。

STLファイルを読み込み ここで、すでに設定済みの「Printer Settings」を変更しました。
「Dimension」タブの「X Min」と「Y Min」を「0」から「-100」に変更します。たぶん、こちらのほうが適切なはず……。

「X Min」「Y Min」を「-100」に設定 Slic3rの起動
「Slic3r」を設定します。
「Slicer」タブを選択し、「Configure」ボタンをクリックします。

「Configure」ボタンをクリック インストール済みの「Slic3r 1.2.9」が起動して、設定ダイアログが開きます。
Print Settingsの設定
「Print Settings」タブを選択し、左側のリストで「Layers and perimeters」を選択します。

「Print Settings」タブの「Layers and perimeters」を選択 印刷するレイヤーの厚さとして、「Layer height:」を「0.3」に、「First layer height:」を「0.3」に設定します。
これらの設定はマニュアルの指示です。
アイコンをクリックし、「Print Settings」の設定を「Layers0303」という名前で保存しました。
Filament Settingsの設定
「Filament Settings」タブを選択し、左側のリストで「Filament」を選択します。

「Filament Settings」タブの「Filament」を選択 フィラメントの直径として、「Diameter:」に「1.75」を設定します。
ホットエンドの温度として、「First layer:」に「205」を、「Other layers:」に「200」を設定します。
最初のレイヤーの温度だけ5度高く設定しました。この設定はマニュアルの指示です。
左側のリストで「Cooling」を選択します。

「Filament Settings」タブの「Cooling」を選択 マニュアルでは、ここで「Keep fan always on:」にチェックを入れて、「Fan speed:」の「Min:」を「100」にするよう指示しています。ファンを常時100%で回転させろ、ということでしょう。
キット付属のマザーボードはマニュアルと異なっており、パーツリストの注釈に従って、ファンの端子を、端子台ではなく、白いコネクタに接続しました。この白いコネクタに接続すると、ファンは常時100%で回転するようです。
そのため、この設定には意味がありませんが、一応、マニュアルに従って設定しておきました。
アイコンをクリックし、「Filament Settings」の設定を「Filament175」という名前で保存しました。
Printer Settingsの設定
「Printer Settings」タブを選択し、左側のリストで「Extruder 1」を選択します。

「Printer Settings」タブの「Extruder 1」を選択 ノズル直径として、「Nozzle diameter:」に「0.4」を設定します。キット付属のノズルは0.4mmのものでした。
「Retraction」の「Length:」を「0」にして、フィラメントのリバース機能を無効にします。これはマニュアルの指示です。
左側のリストで「General」を選択します。

「Printer Settings」タブの「General」を選択 「Firmware」の「G-code flavor:」で「RepRap (Marlin/Sprinter/Repetier)」を選択します。
「Bed shape:」の「Set」ボタンをクリックします。

「Bed Shape」ダイアログ 「Bed Shape」ダイアログが開くので、「Circular」を選び、「Diameter:」に「200」を設定して、「OK」ボタンをクリックします。
左側のリストで「Custom G-code」を選択します。

「Printer Settings」タブの「Custom G-code」を選択 「Start G-code」で、「G28」の次の行に「G29」という行を追加しました。これは印刷ベッドの自動レベリングの設定です。
アイコンをクリックし、「Printer Settings」の設定を「AutomaticLeveling」という名前で保存しました。
スライスしてGコードを生成
Slic3rの設定画面を閉じて、Repetier-Hostの画面に戻ります。
「Slicer」タブを選択して、スライスに使う設定を選択します。

スライスに使う設定を選択
「Slice with Slic3r」ボタンをクリックすると、読み込んである3DモデルがSlic3rでスライスされます。
終了すると「G-Code」タブの画面が表示されます。

Slic3rで生成されたGコード 「G28」の次に「G29」が出力されています。
ここでいったんRepetier-Hostを終了することにしました。実際の出力をするのは、明日にします。
「G-Code」タブの画面、左から2番目の
アイコンをクリックして、生成したGコードを保存。保存時に拡張子「.gcode」が自動的に追加されるようです。
まず、Mac上で出力の準備をします。
3Dプリンタの制御には、Repetier-Host 0.56を使うことにしました。Mac版はバージョンが古いようなのが残念です。
出力するモデルには、キット付属のmicroSDに入っていたモデルデータ、「Test Box.STL」ファイルを使います。これは要するに、小さな立方体みたいです。マニュアルでもこのモデルを使って解説しています。
マニュアルのアドバイス
マニュアルには、出力に当たって、以下のようなアドバイスが掲載されています。
- 最大出力高を設定しておく必要がある。最大出力高は各自異なる、重要なパラメータ。
- 出力時にファンが動作することを保証する。ファンを動かすコマンドは「M106」。
- 最初に出力するときや、慣れていない人は、ノズル詰まりを回避するため、フィラメントのリバース設定をしないことをお勧めする。
- 出力には、Repetier-Hostを使うことをお勧めする。
- 温度は重要なパラメータ。PLAフィラメントの作業温度は、190度から210度。高すぎてはいけない。ノズルの目詰まりにつながる。
この段階での問題はなさそうです。
Repetier-Hostを起動
Repetier-Hostを起動して、「Object Placement」タブの「Add STL File」ボタンをクリックし、「Test Box.STL」ファイルを読み込みます。

「Dimension」タブの「X Min」と「Y Min」を「0」から「-100」に変更します。たぶん、こちらのほうが適切なはず……。

「Slic3r」を設定します。
「Slicer」タブを選択し、「Configure」ボタンをクリックします。

Print Settingsの設定
「Print Settings」タブを選択し、左側のリストで「Layers and perimeters」を選択します。

これらの設定はマニュアルの指示です。

Filament Settingsの設定
「Filament Settings」タブを選択し、左側のリストで「Filament」を選択します。

ホットエンドの温度として、「First layer:」に「205」を、「Other layers:」に「200」を設定します。
最初のレイヤーの温度だけ5度高く設定しました。この設定はマニュアルの指示です。
左側のリストで「Cooling」を選択します。

キット付属のマザーボードはマニュアルと異なっており、パーツリストの注釈に従って、ファンの端子を、端子台ではなく、白いコネクタに接続しました。この白いコネクタに接続すると、ファンは常時100%で回転するようです。
そのため、この設定には意味がありませんが、一応、マニュアルに従って設定しておきました。

Printer Settingsの設定
「Printer Settings」タブを選択し、左側のリストで「Extruder 1」を選択します。

「Retraction」の「Length:」を「0」にして、フィラメントのリバース機能を無効にします。これはマニュアルの指示です。
左側のリストで「General」を選択します。

「Bed shape:」の「Set」ボタンをクリックします。

左側のリストで「Custom G-code」を選択します。


スライスしてGコードを生成
Slic3rの設定画面を閉じて、Repetier-Hostの画面に戻ります。
「Slicer」タブを選択して、スライスに使う設定を選択します。

- 「Print Settings:」に「Layer0303」を選択。
- 「Printer Settings:」に「Automatic Leveling」を選択。
- 「Extruder 1:」に「Filament175」を選択。
「Slice with Slic3r」ボタンをクリックすると、読み込んである3DモデルがSlic3rでスライスされます。
終了すると「G-Code」タブの画面が表示されます。

ここでいったんRepetier-Hostを終了することにしました。実際の出力をするのは、明日にします。
「G-Code」タブの画面、左から2番目の

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