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二重関節を作る(2)

netfabb Basicで修正したSTLファイルを、Repetier-Hostに読み込み、再度、スライスを実行します。
修正したSTLファイルの表示 修正したSTLファイルのスライス結果
修正したSTLファイル(左)のスライス結果(右)
こんどは上手くいきました。やはりSTLファイルに問題があったようです。

個別に出力すると時間がかかるので、まとめて出力することにしました。
Repetier-Hostに5つのSTLファイルをまとめて読み込みます。

left top、right topをサポート材なしで出力するため、Y軸を180度回転します。
リストの該当するファイル名を選択した状態で、Rotate:のYに180と入力。

同様に、centerのY軸を90度回転させます。
リストの該当するファイル名を選択した状態で、Rotate:のYに90と入力。

そのままだとパーツが重なってしまうので、パーツを自動配置するため、「Auto Position」ボタンをクリック。
5つのパーツを配置
5つのパーツを配置
スライスを実行して、正常にスライスされていることを確認します。
スライスは正常に実行された模様
スライスは正常に実行された模様
3Dプリンタで出力します。
パーツの出力完了
パーツの出力完了
出力中に、ノズルがパーツ間を移動するとき、特定のパーツの上に来くるとノズルが衝突するような音がします。目で見る限り、造形物に影響は見られないのですが、原因がよく分からず気持ちが悪いので、解決したいところ。

Slic3rは、複数のオブジェクトを同時に出力するか、それとも別々に出力するかを指定できます。
Slic3rの設定で、「Print Settings」タブの「Output option」画面を表示し、「Sequential printing」 の「Completed individual object」にチェックを入れると、複数のオブジェクトを別々に出力します。

ここでは、設定にチェックを入れず、複数のオブジェクトを同時に印刷しています。オブジェクト間での糸引きが問題にならない場合はOffのほうがいいようですが、試してみる価値はあるのかもしれません。

造形物からラフトを外し、詳しく見ます。
ラフトを外した状態のパーツ
ラフトを外した状態のパーツ
幅1mmの溝や壁は、ほぼ期待通りの精度で造形されています。

直径2mmの穴は、最終的にドリルで整えるので、問題ありません。

ギア部分は、機能するレベルで造形されています。

0.5mmの溝は、一応、形にはなっていますが、精度は期待できません。

直径1mmのダボとダボ穴は、それっぽい構造が造形されましたが、機能しません。

薄い壁は消失しています。

centerは、幅1mmの壁2つが1mm間隔で最大6mm立ち上がります。造形はされましたが、壁と壁の間には、糸を引いたフィラメントがあり、修正なしでは機能しません。幅1mmしかない空間なので、修正は難しいでしょう。分割したほうがよさそうです。
centerパーツの中はやや不完全
centerパーツの中はやや不完全
基本構造は1mmで設計し、パーツの隙間などなら0.5mmも使える。
そんな感じで、修正してみます。

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