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レイヤー高0.2mmと0.3mmを比較

レイヤー高0.2mmで出力した「Knight Remix」50%縮小モデルの造形品質が低いように感じたので、0.3mmでも出力して、比較してみます。

50%縮小モデルをレイヤー高0.2mmと0.3mmで出力
出力設定は、50%縮小、レイヤー高0.3mmと0.2mm(第1層のみ0.3mm)、ラフトあり、サポート材なし、です。
左斜め前:0.3mm(左)、0.2mm(右)
左斜め前:0.3mm(左)、0.2mm(右)
右斜め後:0.3mm(左)、0.2mm(右)
右斜め後:0.3mm(左)、0.2mm(右)
左斜め後:0.3mm(左)、0.2mm(右)
左斜め後:0.3mm(左)、0.2mm(右)
前:0.3mm(左)、0.2mm(右)
前:0.3mm(左)、0.2mm(右)
写真はすべて、左側がレイヤー高0.3mm、右側がレイヤー高0.2mmです。

比較してはっきりしたのは、造形品質が低いように感じたのはレイヤー高0.2mmが原因ではない、ということです。間違いなく、レイヤー高0.2mmのほうが0.3mmよりも綺麗に出力出来ています。

気になるのは、どちらもレイヤーの積層に微妙なズレが多数見られる点です。ほんとうに微妙な幅のズレですが、Erotic Chess Setではこれほど多数のレイヤーでズレは発生しませんでした。

「Knight Remix」のデータにはBlenderのデータも含まれていたので、Blenderの表示と比較してみます。
Knight RemixのBlenderデータ Knight RemixのBlender比較画像
Blender(左)、レイヤー高0.3mm(中)、レイヤー高0.2mm(右)
比較すると、細かなディテールがつぶれてしまい、これがゴミやレイヤーのズレのように見えて、感覚的な品質の低下につながっています。とくに、手甲のディテールは判別できず、造形が乱れたようにしか見えません。

まとめると、
  • モデルデータは、サイズに合わせて作りこむ必要があり、サイズに対して細かすぎると見た目の印象が悪化する
  • 複雑なモデルは、レイヤーの微妙なズレが発生しやすい(かもしれない)
ということでしょうか。

原寸モデルをレイヤー高0.2mmで出力
確認として、原寸でも出力してみました。(レイヤー高0.2mm)
原寸モデル(上部):レイヤー高0.2mm 原寸モデル(下部):レイヤー高0.2mm
原寸モデル:レイヤー高0.2mm
とてもいい感じです。50%縮小では完全につぶれていた、顔の造形がきちんと出力されています。手甲は、つぶれてはいますが、判別可能です。

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