美少女フィギュア風モデルを出力してみる(1)
引き続き、美少女フィギュア風モデルの下半身パーツを出力してみます。
データは、thingiverseの「Daniel 's swimming suit girl」(http://www.thingiverse.com/thing:980315)。今さらですが、swimmingとはちょっと違うような……。

完成した下半身パーツ 上半身と下半身の分割面に謎の構造が出来ていますが、Repetier-Hostの画面上ではこの構造を確認できません。(追記:これ簡単に取れたので、サポート材だった模様。なぜここに生成されたのかよく分かりません……)
また、水着のリボンは、サポート材と切り離しが不可能だったので、除去しています。
サポート材つきで出力 それでも反りは出る……
サポート材がないと、オーバーハング部分、特に踵の部分が反り返り、結果、ノズルに押されて折れてしまう可能性が高いことが分かったので、下半身のモデル全体を12度後ろに倒して、踵の裏にサポート材が作成されるようにして出力。

踵の出力で反り返る サポート材をつけることで、反り返る大きさは小さくなりましたが、完全には無くなりません。これ、フォラメントの温度や押し出し量を調整すれば解決するのかな……。
それでも、今回は左右の足とも踵の造形に無事成功。
最終的に、レイヤー高0.2mmの設定で、約2時間3分で下半身全体を出力できました。ということは、0.1mmとかで出力するとその倍近くかかるということでしょうか。全身出力すると、順調にいっても1日コースです。
前回、出力に失敗したときから分かっていたことですが、ノズルを持ち上げる設定にすると、蜘蛛の巣かと思うほど、盛大に糸を引きます。

盛大にフィラメントの糸を引く さすがにこれは今後改善したいところです。Slic3rの設定でなんとかなるかな。
造形物は3点以上で保持すべき
もう1点、反省点としては、造形物が印刷ベッドと広い面積で結合していない場合は、3点以上で保持すべき、ということ。
今回、踵にサポート材を設置しましたが、右足には1本しかありません。これだと、右足を指とサポート材の2ヶ所で保持していることになり、左右方向は実質1点で支えることになります。結果、ノズルの動きに押されて右足全体が左右に大きく揺れてしまい、上に行くほど造形が乱れてしまいました。サポート材が3本あった左足には、このような問題は起こっていません。
これまで出力してきたものは、印刷ベッドと広い範囲で結合しているか、または高さの低いものだったので、気がつきませんでした。
造形品質
結果として、造形品質は及第点、だがズバ抜けてはいない、という感じでしょうか。ノズルを持ち上げる設定にして、脛から下の造形が非常に綺麗だったので、ちょっと残念。でも工夫次第で改善できそうなのは朗報です。上に行くほど造形が乱れやすいので、パーツを可能な限り小さく分割して出力するのが良さそう。

造形品質は及第点 やはり美少女フィギュアだと積層のシマシマが気になりますね。実際にはそれほどズレてはいないので、サーフェイサーを塗って表面処理をするとどうなるのか試してみたいです。

ハンディマルチルーターで表面のゴミを除去 今回は、ハンディマルチルーターを使って、表面に残っているゴミやフィラメントの糸などを除去しました。使ったのは「PROXXON ハンディマルチルーターNo.28473」。高級品を使ったことがないので分かりませんが、この程度の安いモーターツールでも、あると非常に便利です。
データは、thingiverseの「Daniel 's swimming suit girl」(http://www.thingiverse.com/thing:980315)。今さらですが、swimmingとはちょっと違うような……。

また、水着のリボンは、サポート材と切り離しが不可能だったので、除去しています。
サポート材つきで出力 それでも反りは出る……
サポート材がないと、オーバーハング部分、特に踵の部分が反り返り、結果、ノズルに押されて折れてしまう可能性が高いことが分かったので、下半身のモデル全体を12度後ろに倒して、踵の裏にサポート材が作成されるようにして出力。

それでも、今回は左右の足とも踵の造形に無事成功。
最終的に、レイヤー高0.2mmの設定で、約2時間3分で下半身全体を出力できました。ということは、0.1mmとかで出力するとその倍近くかかるということでしょうか。全身出力すると、順調にいっても1日コースです。
前回、出力に失敗したときから分かっていたことですが、ノズルを持ち上げる設定にすると、蜘蛛の巣かと思うほど、盛大に糸を引きます。

造形物は3点以上で保持すべき
もう1点、反省点としては、造形物が印刷ベッドと広い面積で結合していない場合は、3点以上で保持すべき、ということ。
今回、踵にサポート材を設置しましたが、右足には1本しかありません。これだと、右足を指とサポート材の2ヶ所で保持していることになり、左右方向は実質1点で支えることになります。結果、ノズルの動きに押されて右足全体が左右に大きく揺れてしまい、上に行くほど造形が乱れてしまいました。サポート材が3本あった左足には、このような問題は起こっていません。
これまで出力してきたものは、印刷ベッドと広い範囲で結合しているか、または高さの低いものだったので、気がつきませんでした。
造形品質
結果として、造形品質は及第点、だがズバ抜けてはいない、という感じでしょうか。ノズルを持ち上げる設定にして、脛から下の造形が非常に綺麗だったので、ちょっと残念。でも工夫次第で改善できそうなのは朗報です。上に行くほど造形が乱れやすいので、パーツを可能な限り小さく分割して出力するのが良さそう。


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